細分化の果ての巻。

日曜に妻と近所にあるラーメン屋へ行った。

ここのラーメン屋はいつも並んでいて、ずっと気になっていたお店。丁度二人の「ラーメン食べたい熱」がシンクロしたので、お店に入りました。

店内に入るとすでに何人も並んでいて、かれこれ三十分以上ならんで自分はラーメンを、妻はつけ麺を頼みました。

で注文したラーメンを食べると、美味しいけどちょっと複雑な味。そして妻のつけ麺は濃厚で、ちょっとキツい味。妻のつけ麺を食べた後だとラーメンの味も煮干し(かな?)の味がキツくなり微妙に。

最近ラーメン屋に入って食べ終わってちょっと後悔することが多いように感じます。

なんでだろうと考えたのですが、自分はやはり昔の中華そば的なラーメンを求めているみたいで、ラーメンブーム以後のアレだコレだと材料をこだわり、他店との差異を作り、細分化していったラーメンは自分には複雑すぎて単純に「美味しい!!」って言えない状態です。

でもこれってラーメンだけにに限ったことでなくて、いろんなジャンルに起こる現象のような気がします。

音楽やアニメやら、とにかく表現された作品がどんどんと細分化したり、一部分を特化したり凝縮したり、複雑になっていく一方で、どんどん閉鎖的で「一見さん」には一発で「コレっていいね!!」って言えるものが少なくなってしまうのではと思います。

でもって自分も最近やけに拍を変拍子変拍子で言葉が合っているかわからないけど)にしたり、ズレをわざと作ったり、ポリリズム的なビートやフレーズを多様したりと、複雑なものを意識して作っているのですが、これってイマイチしっくり来なかったあのラーメンと同じようなモノになってしまっているのではないのか?と。


ただリズム構成が複雑なぶん、フレーズは単純にするようにバランスを取っているんだけどね。
難しいところです。