アルバムを作るときに意識した事とかの巻。
今回のhirotecの新しいアルバム『Universe Stroll』を作っていて意識していたことがありました。
それは1曲をコンパクトにすることでした。長くても5分くらい。ほとんどの曲が3〜4分くらいでできています。
これは最近自分が好きなアルバムのほとんどが曲が短めで、アルバムトータルで50分を超えないくらいのものが多く、その方が聴きやすく、さらにリピートして何回も聴けるんですよね。アルバムの中毒性も高くなります。
まあ今の時代、曲単体で聴くためアルバム通して聴くなんてことは無くなったみたいな話もよく聴くのですが、その分アルバムでわざわざリリースしている作品はアルバム通して聴けるような工夫がなされているように感じるし、昔よりも何回も聴ける作品が増えているような気もします。
逆に昔のテクノのアルバムとか6分くらいあるクラブトラックが並んでいるだけのアルバムは今だとちょっと聴くの辛いななんて思ったりします。
あと今のアルバム作品って割と曲ごとの世界観の統一感がある気もします。統一した世界観で短めで曲が並ぶのでスムーズに続けて聴けるようになっているのかなと。
まあそういう世界的な流れと真逆なのにずっと聴いていられるアルバムってのもあったります。自分の中で聴いていて凄いびっくりしたのが石野卓球の『LUNATIQUE』です。
このアルバム、1曲だいたい6分、トータル1時間くらいあるアルバムです。しかも展開が少ないテクノトラック。なのにずっと聴いていられるのです。
なんでだろう?とずっと聴いていて1つ気がついたのですが、単なるループのテクノトラックに聴こえるのですが、よ〜く聴くと徐々にループが変化したり新しいフレーズに入れ替わっていたりするんですよね。
YouTubeだとダイジェストなんで逆に分かりずらいんですけど、原曲を7分間聴いていると、例えるならばじっと同じ絵を見ているはずが気がつくと微妙に違う絵になっているような感じです。または電車の風景をボ〜と見ていて気がつくと都会から田舎の風景になっているような感じかなと。
これがアルバム通して続くので本当に中毒性が高くてずっと聴いていました。
まあとにかくhirotecの新しいアルバム『Universe Stroll』も頑張って何回も聴けるような形にしましたので、是非是非お聴きください。
<Spotify>
https://open.spotify.com/album/4PdEkDnrceK2vPGKgOnLO5?si=hQZLZuxdTtWBqUswBKnNXg
<Apple Music>
https://music.apple.com/jp/album/universe-stroll/1479087981
<Amazon Music>
https://www.amazon.co.jp/dp/B07XGH4VNR/ref=ap_ws_tlw_alb1