hirotec new album『Universe Stroll』の配信についての巻。

あと二日でhirotecのニューアルバム『Universe Stroll』が配信になります。

今回はこの配信について話したいと思います。

金曜日に配信されるアルバムはelegantdiscからではなく、自分自身によってリリースをする形になりました。自分として一番はCDでの販売なのですが、すでにelegantdiscでもCDは売れないしコストもかかるので3枚目のアルバムは配信のみでした。

 レーベルオーナーにも自分自身での楽曲配信という方法もあるよとは言われいたのですが、結構悩んでいました。そんな時にLANDRというサービスを見つけました。

 LANDERはネットで楽曲のマスタリングをAIがやってくれるサービスで、さらにSpotifyやらAppleMusicでの配信を一気にやってくれるサービスも始まりました。

 そもそもマスタリングの技術もなかった自分には助けに船といった感じで、まさにピッタリのサービスです。実際にマスタリングをやっていると本当に丁度いい感じに仕上がりました。

 ただ配信は配信日当日にならないとわからないので、どうなることやら楽しみです。なんとなくCD-Rに作品を焼いて配ったりしていた時期に戻ったような感じです。 

 それにしても自分の曲をCD-RやCDリリースしていた時代は、自分の音楽は「娘がお嫁に行く」ようなイメージだったのですが、自分の曲をネット配信するのは「稚魚を放流」するようなイメージなんですよね。この違いがよくわからないのですが、なんとなくそんなイメージです。

 せっかく配信されるんだから自分の音が広がって欲しいです。。まあTikTokでバズるとかそういうのは自分の楽曲ではありえないんですが、なんかいいキッカケになればな〜(夢想)

 

 

 

 

hirotec new album『Universe Stroll』は家族の記録の巻。

hirotecの新しいアルバム『Universe Stroll』が9/27(金)に配信されるということで、今回はアルバムのジャケットデザインについて書きたいと思います。

こちらがアルバムのジャケットデザインです。

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 このジャケットデザインは娘の絵が2つ使われています。1つ目が娘が娘自身の誕生日に、パパに絵のプレゼントとして窓ガラスにかけるクレヨンで描いてくれた絵です。

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 この絵は娘の解説によると「宇宙服を着たパパとロケットと地球」とのことでした。この絵を見て自分の体に電気が走るような衝撃を受けました。「娘よ、今パパが作っているアルバムのコンセプトを500%絵にしたものではないか!!!!!」まあ親バカと言われてしまえばそうなんですが、アルバムコンセプトやらジャケットデザインに悩んでいた自分に一本の道筋がバッチリと見えました。

 

そしてジャケットはこの絵のバックにもう1つ娘の絵が使われています。

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 この絵は娘の夏休みの宿題で、娘が妻の実家で祖父母と満天の星空を見に行った思い出を絵にしたものです。この絵を見て「ヤバい!!これこそ今回のアルバムの宇宙観を700%形にしたものだ!!!!」となったわけです。はい親バカです。

娘の絵を2つ加工して出来たのが今回の『Universe Stroll』のジャケットデザインです。アルバムにぴったりでとても気にっているデザインです。

 

youtu.be

hirotec new album『Universe Stroll』のアルバムコンセプトについての巻。

 hirotecの新しいアルバム『Universe Stroll』がいよいよ次の金曜日、9/27(金)に配信されるということで、今回はアルバムのテーマについて書きたいと思います。

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 アルバムタイトルUniverse Stroll』は日本語で『宇宙散歩』。最初は尊敬する藤子F不二雄先生の『21エモン』の宇宙旅行が当たり前の時代設定と、その中でいろんな宇宙人が泊まりに来るボロボロの旅館が舞台という世界観が大好きで、家族旅行で別の星に行くコンセプトでアルバムを作りたいなと思っていました。

 ただコンセプト通りに曲が出来るわけでもなく、コツコツ2年半曲を作り貯めていました。そして改めてコンセプトに立ち返った時に、家族で近所を散歩して猫を探したり、買い物したり、自転車でこども館に遊びに行ったりという日常もこの広大な宇宙の中で行われていることだし、近所の散歩は宇宙を散歩している事と同じだなと気がついて、家族や自分の日常と宇宙が繋がる『宇宙散歩』という日本語タイトルが思いつきました。最終的に世界配信を考えて英語タイトルで『Universe Stroll』となりました。

 アルバム2曲目『 Sleeping Machine』は壊れたMC-307の鎮魂歌であると同時に、観光のための人口星で、今は廃れてほぼ廃墟になっていて細々と暮らしている人がいるが、それが逆に話題になって観光地になるなんていう物語を考えていました。

アルバム最後の『Zero Gravity Samba』はサンクラにアップするときは21エモンのどんな騒音を出してもOKな公園のエピソードで、爆音で踊るコマを使っています。

 ただこの無重力の中で踊るっていう発想はこれまた尊敬する手塚治虫大先生の『火の鳥 宇宙編』に出てくるエピソードが元になっています。ヒロインと牧村五郎が出会うきっかけになったシーンです。

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 こうして書くと改めて藤子不二雄先生(あえてA・Fを分けずに・・)と手塚治虫大先生の影響が自分は大きいのだなと思います。

 

まあそんな感じでこちらでアルバムダイジェストを聴きながら配信日までお待ちください。。。

 

youtu.be

 

 

 

hirotec new album『Universe Stroll』はelectribe2との記録の巻。

しつこく書きますが、hirotecの新しいアルバム『Universe Stroll』がいよいよ次の金曜日、9/27(金)に配信されます。

youtu.be

 でこのアルバムについてプロモーションも兼ねてブログでいろいろ書いておこうと思います。

このアルバムはKORGのelectribe2一台で作られています。

「あれ?hirotecはRolandMC-307で作っていたんじゃないの?」なんて人もいるかもしれませんが、MC-307(1代目はリズムミュートボタンが経年変化で割れて壊れ、ヤフオクで落とした新品同様の2代目)は前作のアルバム製作後にメモリーが飛んで壊れてしました(涙)

 当時Rolandからは307みたいなグルーヴボックスは出ておらず、また307を手に入れて使うのもメモリーが飛ぶことを考えるともう限界だなと思い、新しい機材を探しました。今の時代パソコンで曲作りが当たり前なんですが、どうしても自分は馴染めないもので。。。。

 でいろいろ検討した結果KORGのelectribe2になったわけです。ただこのelectribe2、いじってみて驚愕の事実がいろいろ出てきます。307の同時発音数が64に対して、electribe2の同時発音数がなんと「24!!」え?少なくない?道理で曲を打ち込むとブツブツいう部分があるなと思ったら、音数が24超えていたんですね。。。。

 しかも音色が307よりも少ないし、「え?これギターに聴こえないんだけど・・・」とか「M1のピアノ音色しか入ってない。。。もっとちゃんとしたピアノが欲しい・・・」などなど素ではとても使えない音色ばかり。307の音色の豊かさの凄さを改めて思い知りました。。。

 しかも一つのパターンは4小節しか打ち込めないなどなど、307と比べるとあからさまにグレードが落ちる機材。。。

 ここからelectribe2との格闘が始まりました。音数を減らすために四つ打ちの裏に入るハイハットの数を減らしたり、展開で音が多くならないようにしたり、音色をとにかく使えるように加工したり、フィルターで変化つけたり、スウィング機能を使ってマイナスの数値でスウィングさせてドラムをずらしたり・・・・・今まで8小節のループを基本に作っていたのですが、electribe2は4小節しか打ち込めないので、ワンループで続けていくのにも限界があり、ループの展開をつけたりと工夫の嵐!! 

 最初は格闘相手だったelectribe2がいろいろ工夫をしていく中で段々と相棒になっていきました。今回の『Universe Stroll』はelectribe2と過ごした2年半の記録でもあります。改めて聴くと、よくまあelectribe2一台でやったもんだなと思いますw

 ちなみにアルバムの2曲目『Sleeping Machine』はelectribe2で初めて出来た曲であり、MC-307への鎮魂歌でもあります。『Sleeping Machine』はサンクラで今でもダウンロードできます。↓

 

soundcloud.com

 

そして機材のアレコレはhi-channel!さんの『シンセ電子楽器機材放談#10』にて2時間40分くらい話していますのでこちらもお聴きください。機材の愚痴は女の子の彼氏の愚痴と同じでほぼノロケだと思って聴いてくださいw

https://audiomack.com/song/hi-channel/10

この対談でも話したんですが、一台の機材で曲を作っていると、曲が箱庭的なスケールになるんですよね。小さいけどそこに世界観や宇宙観がある感じです。

 アルバムはしつこく言いますが9/27(金)にSpotifyなどで配信されるでぜひぜひ聴いて欲しいわけです。。。。。が、この配信と同じ月になんとRolandの新製品発表があり、「どうせまた過去のドラムマシンやらシンセのリメイクとか、エレクトニック管楽器だろ。」なんて余裕をぶっこいていたのですが、なんとRolandからMC−707っていう最新のグルーヴボックスが発表され、アルバム配信日の一週間前に発売という、嬉しいやらありがた迷惑やら、どう受け止めていいのかわからない状態に今陥っています。

 朝ドラの戦地で夫が死んだと思い、新しい人と再婚、子どもにも恵まれ幸せに暮らしていたら前の夫が戦地から帰ってきたみたいな展開!!

 このことについてはまた別に機会に。。。。Rolandめ、もっと早く発売してくれれば。。。。。。

 

 

2019/9/27 hirotec new album"Universe Stroll" release!!!

 hirotecがずっと使っていたRoland MC-307が壊れてしまい、KORG electribe2に乗り換えて2年半。ずっと作り続けてようやく新しいアルバム『Universe Stroll』が完成しました。2019/9/27にSpotifyApple Musicなどで配信されます。

 タイトルの『Universe Stroll』訳すと『宇宙散歩』。自分の日常から生まれた音が宇宙に繋がっているようなイメージを持って、このタイトルにしました。このアイディアは、娘の誕生日に娘が窓ガラスに描けるクレヨンで絵を描いて自分にプレゼントしてくれて、その絵を見て生まれました。娘の絵は今回のジャケットデザインに使われています。とても愛おしい絵です。(親バカ)

 

アルバムのダイジェストはSoundCloudで公開されています。ぜひ配信日までこちらを聴いてお楽しみにして下さい。

 

soundcloud.com

1. 5am
2. Sleeping Machine
3. Oto-Modachi
4. Back 2 My Planet Type2
5. Moon Delay
6. Uchino Techno
7. Snowstorm
8. Natsu No Kazoku
9. Season 2 Season
10. Zero Gravity Samba

 

2/22発売!!CrazyRomantic/ABSOLUTELY THE SUN RISES のremixの巻。

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いよいよ今週の水曜日の2/22に発売CrazyRomanticの『ABSOLUTELY THE SUN RISES 』にhirotecがremixで参加しました。ぜひぜひチェックしてみてください!!原曲が最高で自分以外のremixのメンツが豪華で最高です!!

CrazyRomantic『ABSOLUTELY THE SUN RISES 』
http://diskunion.net/clubt/ct/news/article/1/64419

CrazyRomanticことワダさんは自分と同世代で、自分と同じ様に90年代にテクノの洗礼を受けた「テクノっ子」で、毎月テクノライブイベント「ROMANTIC TECHNOLOGY」を主催している方です。hirotecも何回も出演させてもらい大変お世話になっとります。

そんなワダさんから今回のremixのお話をいただいた時、とても嬉しく「これはついにテクノ義兄弟の杯を交わす時が来た」と鼻息を荒く腕まくりをしましたw

早速ワダさんから原曲とそのパーツをもらい、原曲を聴き込み使うパーツを選抜。パーツをサンプラーのSP-505に取り込み、チョップなどの加工を加えてMC-307と組み合わせて音を鳴らしてみた所・・・・・

あれ?もらった音と307の音色が噛み合ない!!
そうなんです、原曲の音色はタイトル通り雲1つない青空のような音色。一方自分の307の音色はフィルターで曇らして角を丸くしたような音色なため食い合わせが悪いのです。

あれれれどうしよう!?としばらく悩んだ結果、原曲にあるメインのメロディーを二つ選んでそれをサンプリングでなく307に直接MIDIキーボードで打ち込むことにしました。

二つのメロディーによって曲の展開を付けて、そのメロディーを元に周りを肉付けしていきました。

さらにこれは今回のremixで気がついたのですが、原曲のBPMは130以上と早いのですが、自分のremixはBPMはかなり遅め。そのため、原曲の早さでは機能するメロディーが遅くなると単調になってしまっていました。なので原曲には無い1音だけメロディーが変わる部分を8小節目に加える事にしました。

そんな感じで形になったのが今回のremixです。ホントはリリースパーティーでライブをする予定だったのですが、307が壊れてしまったのでこのremixのデータも消えてしまいました。

今は新しく買ったelectribe2で試行錯誤しながら曲作りをしていて、いつかライブが出来るようになるためにelectribe2バージョンのremixも作ろうかなと思っています。

アルバムが配信されて娘がアラレちゃんになったの巻。

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2/1にhirotecの3rd album『再会の星にて』が配信されて、おかげさまで好評です。
正直CDのように実物が無く、レコード屋に並んでいるわけでないので実感が沸かないのですが、ツイッターなどで感想をもらい自分の作品が広がっているのだなと思いました。

改めてコチラで配信しています↓
https://elegantdisc.booth.pm/items/415663

コチラでは試聴が出来ます。
hirotec - 再会の星にて (album digest)
https://youtu.be/XcmyeR-tEB4

hirotec - 遠海(アルバム収録曲の1曲がコチラでフルで聴けます)
https://youtu.be/kOyMfQ9c2iU

さてさてブログのタイトルで、なんでアルバムが配信されたら娘がアラレちゃんになったのか?まるで「風が吹くと桶屋が儲かる」みたいな話だなと。

これは前にも書いた通り、アルバムジャケットを娘に描いてもらったのですが、これが結構好評なもので(親バカフィルターあり)ジャケットデザインのお礼として、なにかプレゼントしたいなと思い立ちまして。

いろいろ考えていたら最近娘が観ていたドラゴンボールにアラレちゃんが出て来て、それを観た娘が一気にアラレちゃんにハマりまして。

そしたら丁度勤め先の最寄り駅にあるヴィレバンにアラレちゃんの帽子を発見!!早速買って帰って来てプレゼントしたということです。

娘はとても気に入ってくれて、コレを被って「キ~ン」って言いながら走ったり、弟をガッちゃんって呼んだりしてアラレちゃんごっこをしています。


そうそうアルバム以外にもリリース情報を1つ。前からイベント「Romantic Technology」に出演させてくれたりしてとてもお世話になっているワダさんがCrazyRomantic名義で シングル『ABSOLUTELY THE SUN RISES』を2/22にリリース!!そのremixに蒼々たるメンツの中hirotecもremixで参加させてもらいました。

以下のwebサイトにて試聴&予約が出来ますのでぜひチェックしてみて下さい。このremixは307での最後のremixワークだと思います。

CrazyRomantic /ABSOLUTELY THE SUN RISES
http://diskunion.net/clubt/ct/news/article/1/64419


お陰で2月はhirotecはリリースラッシュですw