一姫二太郎三テクノの巻。
そもそも息子がのんびり屋なもんで予定日を過ぎても出てきやしない。あれよあれよと土曜日になり、このままだと日曜の夕方処置をし、下手したら月曜になるなんて話が出て来て、父親であるhirotecの顔は真っ青。
ヤバい！！！イベントに穴をあけてしまう！！しかもワダさんに「出産予定日が近くならばまた今度でも良いですよ」とおっしゃってくださったのに、「いやいや話では予定日よりも早まるらしいですし、ぜひぜひ出させて下さい！！」なんて言って出演する事を決定したもので、ホントに真っ青。
しかし、自分はhirotecであると同時に父親でもあり、頭の中で307とお腹の赤ちゃんが天秤でギッタンバッコン！！そりゃ赤ちゃんの方に傾くわけです。
即ワダさんに電話しイベントに出られない可能性が高い事を伝え、電話でジャンピング土下座しました。
妻の実家に帰ってきて娘と遊びながらも、申し訳ないやら、赤ちゃんは大丈夫なのか、無事お産できるのかもうグラグラ状態でした。
ただお風呂に入った時に「hirotecの音は家族の日常が元にあるのだから、家族を優先する事が当たり前だし、ワダさんには改めて謝ってなにか音楽ギフト券でも送ろう・・・」と心を決めました。
で娘と一緒に布団で寝ていたら、義父の携帯に妻から連絡が！！娘を起こさないように布団から出て病院へ。妻はもう分娩室。
妻が時々陣痛を繰り返すのだが、正直どんな状態なのかが男には全くわからない。
するとお腹に赤ちゃんの心拍数とお腹の張りから陣痛を計る計器が繋がっていていました。どうやら心拍数をキープしつつこの陣痛の数値が99をマックスになりそれが続くと出産になるという事がわかりました（画像参照）
で、これは妻には呆れられるので話していないのですが、テクノ野郎であるワタクシ、この計器が音楽機材にみえてしまったんですよねw
赤ちゃんの心拍数はもちろんBPM、そして陣痛の数値はフロアの盛り上がり。そうおもうと凄いピンとくるんです。
お母さんのお腹の中でDJをしている赤ちゃん。自分はそのDJをクラブの外から漏れ聴こえてくる音を聴いている状態で早くフロアの扉が開かないか待っている感じ。赤ちゃんはBPMをキープしつつ、フロア（お腹の中とお母さん）を盛り上げていってフロアを何回もピークに持っていってそれが最高潮になった時に扉が開いて、やっと扉が開いて音楽が聴ける！！
そんな事を想像していました。だからお腹の赤ちゃんに「DJ頑張れ！！ガンガン盛り上げてくれ」なんて思っていました。ちなみにBPMは150あたりを行ったり来たり。ハードテクノかドラムンベースかしらね。
何回かのピークが来たものの、フロアは収まってしまい、１回仮眠をとっていたら、赤ちゃんがまたフロアを盛り上げ始めた！！ソコからは早く一気にアンセムをかけまくって扉が開いた！！
産まれた！！一瞬の静寂、静まるフロア（分娩室）そしてDJがマイクを取って「オギャ～」
書いていて赤ちゃんが産まれた話からDJの話になってしまいましたねwいや本当に感動しました。
そこから妻の実家に戻ると娘が新しいプリキュアを観ていて、赤ちゃんが産まれた事をとても喜んでいました。
で新幹線に乗って自宅に戻り機材を荷造りしてイベント会場へ。セッティングしてリハーサルしてイベントがスタートして、自分の番が来てライブを開始。
気がつくとライブは終わっていました。上手くいった事は覚えているのですが、ライブ内容を全く覚えていない状態でしたw その後はゾンビのようにフラフラとしていました。ライブが終わったらみんなから「おめでとう！！」って言ってくれたのも嬉しかったな～。
ちなみに次の日はまた新幹線に乗って戻り一泊二日でコチラに戻るというハーコースケジュールは続きました。
いやほんとにナイスなタイミングで産まれてきてくれたなと。やっと会えたねと。
ちなみに自宅に帰る電車の途中で聴いたこの曲が息子がDJでかけてピークを迎えた曲なのかなと。息子のテーマ曲になりそうです。ライブ盤がとてもピッタリ来ます。
Galaxy 2 Galaxy - Hi-Tech Jazz (Live)
https://youtu.be/kLL5dB4IhS0
↓この曲もテーマ曲かな。聴いていて涙が出ました。
Underground Resistance, DEAF4 2005, The Very Existence
https://youtu.be/Cs2m5ZS48eg
