hirotecが今年よく聴いた音楽などの巻。

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 気がつくともう年末。今年はワタクシ八方塞がりってヤツみたいで、オーディションに落ち、ライブで失敗し、MC-307が壊れ、体調を崩し、仕事がハーコーとまあいろいろありました。
 まあ昔の自分なら落ち込んでしばらくフラフラしていたと思うのですが、一児の父で図々しくなったのか、エッチラオッチラとやり過ごしてきました。来年は絶対にいい年になると確信しております(まあ図々しいw)

 さて毎年恒例、今年よく聴いた音楽を羅列しておこうと思います。
 
 µ-Ziq アルバム『Xtlp』
 µ-Ziq- Rimmy https://youtu.be/YwgBsOZm4Fk
  
 µ-Ziqのアルバム『Xtlp』はもう今年前半何回も聴きました。確か秋葉原タワレコでアイドルイベントが盛り上がっている横の試聴機で聴いて体に電気が走るような衝撃を受けたのを今でも覚えています。
 EDMやらなにやらが流行り、短時間の間にえらく複雑に展開する曲が主流の中、シンプルなループの組み合わせによって曲が展開されていくこの気持ちよさは90年代のテクノの良さを思い出させてくれます。ただコレは単なるノスタルジーではなく、ちゃんと今の時代にマッチするようにブラシュアップされており、90年代だったらこのまま7分くらいの曲だろうなというものがちゃんと3~4分と短くなっているのはそのためだと思います。
とにかく素晴らしく美しいアルバムです。


 dj honda x b.i.g. joe アルバム『Unfinished Connection 』
 dj honda x b.i.g. joe - Sapporo Times https://youtu.be/SlW4Nf8DYw8
 
 これは上の『Sapporo Times』を聴いた時にうあ、なにこのトラック!?と衝撃を受けました。とにかくトラックの鳴りがゴージャスなんですよね。ラップとの相性もすばらしくよく聴きました。アルバムとしては前半の流れが素晴らしいです。

 
 Knxwledge アルバム『Hud Dreems』
 http://www.juno.co.uk/products/knxwledge-hud-dreems/572140-01/

 このアルバムもよく聴きました。家族で車で出かける時によく聴いたので娘もお気に入りのアルバムです。いわゆるJ.dila以降のビートメイカーってことなんですが、ゆったりとした雰囲気がとても好きです。
 昔はこうゆうヒップホップトラックの短いものが一杯入っているアルバムの良さって理解出来なかったのですが、このアルバムのお陰でソコの良さがわかりました。インストのヒップホップのトラックってワンループモノが多いのでフルで3分とか収録されていると途中で飽きてしまうんですよね。ソコを短い曲でどんどん繋がって行くと丁度良くなるように感じました。ソコはテクノとヒップホップのトラックの捉え方の違いもあると思います。


 RHYMESTER アルバム『Bitter, Sweet & Beautiful』
 RHYMESTER - Still Changing https://youtu.be/iC6srZcs8qc
 RHYMESTER - Kids In The Park feat. PUNPEE https://youtu.be/4h_OZ1F1BjQ

 このアルバムも本当に何回も聴きました。とにかくプロデューサーのPUNPEEの音がビックリするくらい良く、さらにそこに今の閉塞的なこの時代に対するエモーショナルなラップが乗っかり最高なアルバムだと思います。
 前作も良かったのですが、「この曲はちょっとな~」っていう曲があってう~んって感じだったのですが、アルバム通してグッとくる作品でした。特に三拍子のトラックである「サイレント・ナイト」(PUNPEEプロデュース!!)は娘を寝かしつけ、夜中にコツコツ曲作りをしている自分にはあまりにもグッとくる曲で、ラジオでこの曲を初めて聴いた時は泣いてしまいました。

 
 DJ Krush アルバム『Butterfly Effect』
 
 DJ KRUSH - Sep 18 @ VISION - Part. 3 "DJ KRUSH vs Takashi Niigaki(新垣隆)"
 https://youtu.be/OUiIWf5a_-8
 
 DJ KRUSH - Sep 18 @ VISION - Part. 4 "DJ KRUSH vs tha BOSS [THA BLUE HERB]"
 https://youtu.be/8xNFstwFC-g
 
 出た!!!DJクラッシュの11年ぶりのアルバム!!ってことでこのアルバムについてはブログで長々と書いたのでそちらをお読みください。

 『DJ Krushの新しいアルバムを聴いていてもたってもいられないの巻。』
 http://blogs.yahoo.co.jp/hirotecxmc307/65472343.html

 でもってさっき知ったのですが、なんとDJクラッシュと新垣隆さんのライブセッションの動画がDJクラッシュのフェイスブックにアップされたらしく、それが恐ろしい事になっていたのでぜひぜひ観てみて下さい。鳥肌ものです。
 ↓ 
 http://rocketnews24.com/2015/12/28/684581/
 

 Technasia アルバム『Central』
 Technasia Esperance https://youtu.be/60gE_fLZbbI

 テクネイジアの五年前に出ていて買いそびれていたアルバム。テクネイジアは1枚目は本当に何回も聴き、2枚目はうん?って曲が多く、3枚目のこのアルバムは欲しいな~と思いながらすっかり買いそびれていたアルバムでした。でそういえばと思いアマゾンで調べたら在庫があと1枚!!ってことで急いで注文しました。
 アルバム3曲目がとにかく素晴らしく、テクノの一直線でドコまで行けるのか選手権みたいなこの感覚を思い出してくれる作品でした。前半の流れがとても最高です。今の曲作りにかなり影響を受けています。

  
 坂本龍一 サントラアルバム『戦場のメリークリスマス
 戦場のメリークリスマス ED - Merry Christmas Mr. Lawrence Endi
 https://youtu.be/JWx8o5FI-Us

 merry christmas mr lawrence (1983) - the forbidden kiss
 https://youtu.be/AALrrgEOlvU

 たまたま立ち寄ったブックオフにこのサントラがあり、クリスマス前に購入してきいたのですが、もう坂本龍一の天才っぷりがハンパないです。戦メリといえば上のメインタイトルが有名でもう名曲であり代表曲なんですが、自分はその下のもう1つのテーマ曲が本当に大好きです。サントラアルバムってメイン以外はイマイチって感じが多いのですが、ちゃんと通して聴けて、かなり実験的な曲もあったり全然古くないんですよね。
 いろいろ調べて行くと、自分はMIDIってレーベルからリリースしていた時期の坂本龍一の音が好きみたいで、特にプロフェット5というシンセをメインに使っていた時期(もちろんこのサントラでは多用されている)がストライクみたいです。

 映画もこの前クリスマスの深夜にBSで放映されていました。子どもの事に坂本龍一が大好きな兄がレンタルで借りて来て何回も観ていたのを横で観ていただけなので、どんな映画だったのかすっかり忘れていました。(そもそも映画自体すごい難しい映画なんですけどね)
 記憶の断片に「化粧した軍人役の坂本龍一」「坂本龍一にキスするデビット・ボウイ」「日本刀」「花畑」「土に首だけ出されて埋められたデビット・ボウイ」っていうイメージが残っていたのですが、この前観てそれが全て繋がりました。
 デビット・ボウイが美しく、坂本龍一の演技も最高、そしてラストのビートたけしの笑顔。正直全てを理解できる映画ではなかったのですが、なぜか心に染み付く映画でした。


 あとは身近な人の音を紹介。
 Newpepemc-Qumo
http://no-disco.chips.jp/music_releases/ndr-057/ndr-057.html

 ツイッターのタイムラインで知り合いがオススメしていたのでダウンロードして聴いたら、1曲目と2曲目がもう素晴らしすぎてビックリ。そしてNewpepemcというアーティスト、ライブに来てくれたオブジェクト人間さんであることを知り、「マジでか!!??」2度ビックリ。いや本当にビックリしました。

 Olegano-Alfheim Reboot (su-zuum Remix)
https://youtu.be/XeFolB1cE1g

 オラが所属しているelegant discの期待の新星Oleganoさん(ウワサではかなりのイケメン)の曲を同じくレーベルメイトのsu-zuumさんがremixしたものなのですが、これが恐ろしくポップで良いのです。前のsu-zuumさんのライブがとても良く、新作が待たれる中リリースされたこのremixはsu-zuumさんのポップな面が全面に出ていて本当に素晴らしいです。ちなみにhirotecもremixで参加しているのでコチラでチェックをお願いします↓
https://elegantdisc.booth.pm/items/158289

 さてさて長々と書きましたが、今年一年いろいろありましたが、おかげさまで無事年を越せそうです。来年は全体良い年に、そして新作のリリースが出来るよう、活動も頑張って行きたいと思います。それではよいお年を。