リアルタイムで追える幸せの巻。

自分は音楽や映画などなど、作品を鑑賞する時はわりと後追いが多い。

これは多分自分の音楽経験がかなり影響しているのではないかと思う。

小学生の時、兄に勧められて聴いていたYMO
兄の勉強机の引き出しに入っているカセットテープを熱心に母親のラジカセで聴いていた時、すでにYMOは解散(散解)していてた。

その後これもまた兄の影響で聴き始めたJAZZ。
何回も兄がビデオテープで見ていたビル・エバンスも、なぜか兄が出かける前のついでに着替えながら勧めてくれたコルトレーンの「至上の愛」。

ビル・エバンスコルトレーンも自分が初めて聴いた時にはこの世にはいない偉人のような人である。

もしもリアルタイムでビル・エバンスコルトレーンの音楽を追う事が出来たら、どんなにエキサイトしただろうと思う。

そんな事を高校時代に、教育テレビでやっていたジャズを扱った海外ドキュメンタリーをYouTubeで久々に見て思いました。

JAZZ Bill Evans 1of5
http://www.youtube.com/watch?v=g7dHMaZgkiU

JAZZ John Coltrane 1of5
http://www.youtube.com/watch?v=ZTIyVUuIxS8

うあ、今でも鮮明にこの番組の事を覚えているし、ビル・エバンスコルトレーンもこの番組を見て本当に好きになったんだよな~。
特にビルエバンスの奥さんと子供と幸せそうに映っているカラー映像や、JAZZ John Coltrane 4of5の最後の方で、コルトレーン宮沢賢治と全く同じ事を言っている所は、ずっと頭に焼き付いていました。

逆に自分がリアルタイムで追えた音楽ってやはり95年以降のテクノかな。ケン・イシイの衝撃とアルバム『メタルブルー・アメリカ』の別の意味での衝撃。あと電気グルーヴ『A』のCDラジカセで聴いた時の鳥肌。
アルバムが出ると言われてとても楽しみしていたのに結局出なかったフードラムとか。

あと00年以降のnujabesなど、やはりリアルタイムで聴いた音楽やシーンは強烈に影響があるな~とおもいます。

リアルタイムで追えるというのはとても贅沢な事なのだと思います。
今回の東京ポッド許可局の昭和プロレスの話もリアルタイムで追っていた人の話だからその熱量が違うのだと思います。

【第170回“このプロレスがすごいベスト3”論 】
http://www.voiceblog.jp/tokyo-pod/1339384.html

全くプロレスを知らなかったけど、その面白さがガンガン伝わってきます。