芝浜・レガシーの巻。

ずっと落語に興味があったのですが、ドコから手をつけていいのやらわからず途方に暮れていたのですが、エイヤッと図書館で三遊亭圓楽(前の笑点の司会の人)の『芝浜』のCDを借りて聴いたら、とても良かった。

(芝浜ってこんなお話です)

でさらに落語は噺家によって語り方が違うというので、YouTubeで芝浜を検索して、見てみたのですが、話は同じなのに、自分が初めて聴いた三遊亭圓楽の芝浜とは全く違いビックリしました。

YouTubeに上がっている談志の芝浜は自分にとってはちょっと苦手かな・・・・談志って当たりハズレがデカイらしく、そしてあの崩す感じは、母が好きなクラシックのピアニスト、フランソワにとても似ているように感じます。フランソワも自分はちょっと苦手だったりして、コレは完全に好みの問題だと思います。

でやはり初めて聴いた芝浜だからか、自分は三遊亭圓楽の芝浜が一番シックリしました。最初に夢の中で女性にお酒を誘われる所を入れる事で、後にくる「夢だった」という部分が生きてくるし、朝の海の描写がとても美しい。

すこし圓楽を追って見ようと思います。

でココでしつこく『トロン・レガシー』ですよ。
なんであんなにデザイン、世界観・音楽は素晴らしいのに全体はイマイチに感じられてしまうのか?自分だったらこうゆう話にしてもっと面白くしたのに!!と言う部分が一杯あります。

まあたいして飛び出ないのに3D料金を取られた恨みもあるんですがw

例えば・・・・
あの支配者クルーが企んでいる事は、完璧な世界を作る事ならば、現実世界にネットで世界中のコンピューターと繋がり、世界中の銀行の残高をフラットにして貧困をなくしたり、軍事力のある国同士を戦わせて、平和な世界を作るとか、それこそ、完璧でない人間自体を抹殺しようとしているなどなど、現実世界でも完璧な社会にしようとしている。でもその「完璧さ」は独善的であり、そんなことを現実世界でヤラレてしまっては、現実世界は混乱してしまう・・・とかね。

「完璧なもの」という理想ばかりが大きくなっていく狂気みたいなものが描かれれば、かなり説得力が出てくるんじゃないかしら?
コイツらが現実社会にコミットしたら大変な事になる!!という緊迫感が大事だと思います。

あとせっかくコンピューターの世界なんだから武器をその場でプログラムして作るとかの描写があるとカッコいいかもしれません。

まあもしオラが噺家Roland亭ヒロテックでこの「トロン・レガシー」という演目を話すならばこんな話にするかな~と。