ネコカルチャーとトリカルチャーの巻。

妻の実家はネコを飼っている。名前は「こだま」。
正月に妻の実家に帰省したとき、家族の一員のように存在する「こだま」に衝撃を受ける。

なんとなく妻の兄弟や親戚のようで自分は「こだまさん」とさんづけでよんでしまう。

妻はネコが大好きで、一緒に道を歩いていてネコが通ると「あ、ネコ!!」と言ってネコについていってしまう。

妻のネコ好きを横で見ていると、他の動物と違ってネコには受け手である人間側に、ある種独特なの文化のようなものを感じる。

気まま、自由奔放、のんびりや、でもなにか物思いにふけっているようにも思うなどなど、犬より人間に忠実でないぶん、人間の想像力をかき立てるような部分があるのだと思う。

一方ワタクシはが都市調研究会の会長であり、カラスの研究で有名だったり、小さい時にツバメの調査をお手伝いしたり、庭のエサ台にくる鳥たちの観察をしたりしたもので、すっかりトリカルチャーの人間。

実家の庭を我が物顔で通ったり、鳩の巣を襲ったりするネコは完璧に天敵でよく追っ払っていました。

でもこうしてネコ好きの妻の横で「ネコ・ネコ・ネコ」言われると確かにネコもカワイいかもななんて思ったりします。

でもこの前こだまさんが庭に巣を作っている鳥に頭を突かれたという話を聞いた時、妻は「こだちゃんかわいそう!!!」となるのですが、ワタクシは「親鳥が必死に子供を守っているんだよ。そりゃやられるよ」とネコカルチャーとトリカルチャーの文化衝突が起こりました。

まだまだ2つのカルチャーには溝があるのだと思います。