男の子にとってのお母さんの存在の巻。

今日出勤前にテレビを付けると国会中継がやっていまして。
子供手当に対する質疑が終わり、次の質疑の内容が鳩山首相のお金問題に。

すると自民党の議員がしきりに鳩山首相に「お母さん」からもらったお金のことを質問。大まかにこんなやり取りでした。


自「首相、あなたが出馬する時、お父さんはどう思われましたか?」

ハト「父は反対していました。」

自「お母さんは?」

ハト「母は応援してくれました。その後、父も理解してくれ応援してくれました。」

自「首相あなたが初めて出馬なさるときに、事務所を準備してくれた人は誰ですか?」

ハト「忘れてしまいました。」

自「そんなわけないでしょう!!あなたの事務所はあなたのお母さんが用意し、ここにしなさいと決めたのではないですか?」

ハト「そうでした。思い出しました。」

とここまでのやり取りを聞いていてなんだかムズムズとくすぐったい気持ちになってきました。それはやはり自民党議員があまりにも「お母さん」を連発するからだと思います。

思春期あたりで男の子って母親にとても複雑な感情を抱き始めるもので、たとえば授業参観に来た母親を妙に恥ずかしがったり、母親のオセッカイにイライラしつつも、そのオセッカイがないとなにも出来ない自分自身のボンクラぶりに逆にイライラしたりなどなど。

もちろん母親がいなければ自分は生まれてこなかったわけだし、いろいろお世話になりっぱなしで本当にありがたい存在なんだけどね。

男は年をとって「もう自分は大人だ!!一人でやっていくんだ」なんて息巻いても、母親にとっては自分の子供は永遠に自分の子供なわけで、いくら偉そうな人間でも「お母さん」を出されてしまうと、もう恥ずかしいやらありがたいやら、ニッチもサッチも行かない状態になってしまいます。

鳩山首相自民党議員とのやりとり。もちろんイロイロ言われているお金は法律に即して追求すべき所なんですが、そんな善悪とは別に、この「お母さん」が頻繁に出てくるやり取りを聞いていると、

「コイツいい年こいて、お母さんに用意してもらっているんだぜ。」

みたいに妙に子供の冷やかしのように聴こえてきてしまい、「そんなにお母さんのことを話しに出すなよ~」と言いたくなってしまいました。

もし、自分が鳩山首相の立場だったら
「お母さんの事は言うな、絶対に言うな~!!!!」
と飛び蹴りしてしまうと思いますW

たぶん男の子にしかわからない感覚のお話でした。