オッサンのエヴァの巻。

テレビでエヴァの劇場板やっていて見ていたのですが、まったく面白くなかった(涙)

その理由は明確です。
それはオラがオッサンになったからだ。

まあただでさえダイジェストなのに、テレビ放映用にさらにカットされているからなのか、作品に全く余韻がないというのもあるのですが・・・

やっぱりもう自分は碇シンジa.k.a中二病にはまったく共感できないくらいオッサンになったんだな~と。

そもそも久しぶりにあんまり好きでない父親にあって、ワケのわからない猫背の巨大ロボットに乗って、わけのわからん奴と戦えなんて「逃げちゃダメだ」以前の問題じゃんw

なんだか自分に勝手に世界の運命を握らされてしまう系のお話はあんまりだな~と思ってしまってさらに作品にのめり込めない。


最近向田邦子をかなり読んでいて、市井の人たちの細々とした生活の中から浮かび上がる希望みたいなものに、とても魅力を感じているものだからその辺もあるかな・・・


もしオラがエヴァを作り直すとしたら、適合者のパイロットに一人か二人普通のオッサンを登場させるな~

「よお~シンジ、チン毛生えたか~?」なんて馴れ馴れしい&オセッカイなおっさんコミュニケーションで近づきつつ、シンジの父親代わりになっていく感じとか。

オッサンにもいろいろ過去があったり、最後シンジを守るために命をかけたりとかね。そして自意識過剰で内気な中二病の男の子が、大人の男になっていく映画『グラントリノ』的展開!!

エヴァ向田邦子+グラントリノみたいな。
だれもそんなの望んでいないけどねw