最近見たアメリカ映画の共通点の巻。

ふと最近気がついた事なのですが、最近みた映画に妙な共通点がありました。

その映画とは
アバウト・シュミット」「サイドウェイ』「リトル・ミス・サンシャイン」の三作品です。

この三つとも主人公や登場人物がダメ人間or負け組。三作品ともロードムービーで主人公たちが旅をしていく途中で何かを失い(またはすでに失っている)、それでも生きていく事を肯定する何かに気がつき、日常に戻る物語です。しかも笑って泣けるグッとくる良質な映画です。

アメリカ映画、ハリウッド作品と聞くと常にアッパーで、誰もがヒーロー。その事になんの疑問を持たないという、まさに「アメリカ」という印象が強いのですが、この三作品はその印象の正反対。

こんな作品がアメリカから出てくるのは興味深いです。

誰もが成功できるチャンスのあるけれど、誰もが成功できるわけではない。

もし成功しなかったら?

それは人生「負け」なのか?

生きる価値はないのか?


この三作品はこの疑問に「いや、そんな事はないぞ!!!」と力強く答えてくれる映画である。


何かを失い、迷う中で生きていく事を肯定するモノを見つけ、日常に戻る。

自分が好きな物語の構造ってだいたいコレに当てはまります。これは自分の人生でもあり、テーマでもあります。

「小林サッカー」もそうだし、「新香港国際警察」も「マインドゲーム」もそうです。

希望のある物語。ココに書いた映画はみんなオススメです!!