点と点が結ばれて線となるの巻。

昨日CD「Hyde Out Productions 2nd Collection」を購入。
聴いていて四曲目「Imaginary Folklore/Clammbon By Nujabes」の歌詞とサウンドにあまりにもショックを受けました。

ささやく様にクラムボンのボーカリストが歌う歌詞は、台風の去った夜、ビルの上から見た情景。それがあまりにも美しすぎる。もう涙が出そうなくらい美しい。


でふと気がついたのが、自分が好きな歌詞や歌の傾向です。
日本語ロックの元祖、はっぴえんど「しんしんしん」
最近見つけた、荒井由美「生まれた街で」
そして「Imaginary Folklore/Clammbon By Nujabes

みんな歌詞の内容がほとんど情景描写で、その情景を受け入れる自分の感情が薄らと行間から感じられる歌詞だと思います。なんだか押し付けがましい感情もなく、うざったい恋愛模様もなく、シンプルな言葉で表現された歌詞。

自分にはこれがすごくしっくりきます。
なぜなのか?考えてみるとこれは自分の世界の受け止め方が関係している様に思います。

世界はそれでも美しく、人の力では及ばない、キラキラと光る美しいものが、なにげない所にそっと存在している。自分はそれを受け入れて、自分というフィルターを通して作品を作っている。

自分はあくまで世界のフィルターでしかないという謙虚な気持ち。この美しさに(神様でなく)感謝して祈る気持ち。

雨の音、鳥の声、夕日に染まる雲、葉の重なり合う影、空を直線で区切る電線、落ち葉を踏んだ感触、風が髪を踊らす瞬間、子供たちの笑顔・・・・・


あ、なんとなく次回作のコンセプトが見えてきたように思う。