イシイ・ケン

自分がテクノを聴くきっかけになったのはケンイシイの「ジェーリートーンズ」です。

実はその前に『AKIRA』というアニメにハマり、そのアニメの作画監督がケンイシイのPVを製作していて、初回限定のアルバムにはそのPVが入ったCDROMがオマケでついている。で、そのオマケ目当てで買ったのが『ジェリートンズ』だったというわけです。

最初は全く良さがわからなかったけど、何回も聴いているうちにハマり、テクノが好きになったというわけです。

でこの『ジェリートンズ』の次のアルバムが自分には合わなくて、それ以降ケンイシイからだいぶ遠ざかっていました。

で最近になって初期の作品、『green time』とか買った当時は理解出来なかった『インナーエレメンツ』とかを聴き直したのですが、これがかなり凄いんですよね。あと改めて聴くとかなり影響を受けていた事も再確認しました。

実験的でありながら美しく、テクノという枠をぶち破るテクノ。当時の批評でデトロイトテクノからの影響とか書かれていたけど、こりゃ完全なオリジナルな音だと思います。

逆に今のケンイシイの音にこの凄さがないのが残念です。