ライブを終えての巻。

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 この前の日曜はライブにお越しいただいてありがとうございました。

 今回のライブは同じレーベルメイトのmaigoishiさんのリリースパーティーだったのですが、su-zuumさんのライブもmaigoishiさんのライブも素晴らしく良かったです。

 で、自分のライブなのですが、今回はお客さんに背を向けてライブをするスタイルでやりました。会場にモニターのスピーカーが無いため、スピーカーに向かってライブをすると音への没入感がハンパなくて、凄い音へ集中する事が出来ました。

 実は操作ミスみたいなものはあったのですが、乗り切ることが出来て、用意し練習したものを出し切ったライブになりました。

 新作『音のはやさで』のジャケットを描いてくれたタカラカオリさんにもお会いし、お話出来たのも嬉しかったです。



 その一方で反省点も多いです。その1つがライブのテーマを先にブログで書いたり、ライブ前に話してしまった事です。

 インストのライブ、しかも打ち込みのライブとなると、コチラが思っている事やメッセージのようなモノが伝わらないというフラストレーションもあって、前回や今回のライブではテーマやイメージを話してしまったのですが、やはりそこは聴く人にゆだねるべきだったなと。

 後でライブの感想を聴いたとき、「hiroteさんの音を聴くと風景が浮かぶ」と言って下さった方がいて、「あ~聴く人が感じる事を大切にしなくてはな~」と思いました。


 あと、今回のライブのイメージである「かいじゅうと女の子が出会い、かいじゅうは村で暴れて厄介者となるが、女の子が村とかいじゅうの仲介役となって、かいじゅうに居場所が出来る」ってストーリ。

 ライブを終えた直後はその達成感で気分が良かったのですが、よく考えてみると、かいじゅうはゴジラのように地震などの天災などのメタファーで、3.11以降に生まれた娘が地震津波によって引き起こされた災難、特に原発事故やそれによって大量にまき散らされた放射能と一緒に暮らして行くことなのかしら?

 と思った瞬間凄い気分が滅入りました。

 う~ん正直今度のアルバムは3.11の事とかそれ以降の事をテーマにしている曲はあったりするのですが、せっかくインストなわけであまりにも「3.11」というものにイメージを引っ張られてしまうのも凄い危険かもしれないとも思いました。

 もちろん今度のアルバムは3.11の事だけでなく、自分自身の日常が詰まった作品なわけで作品が持つ音の広がりを大切にしたいなと。

 で今度出るアルバムってのがコチラ↓
http://www.elegantdisc.com/ELECD-28hirotec.html

 実はレーベルオーナーに現物をいただいたのですが、なんだかもったいなくてまだ開封していません。発売日に家族で空けようかなと思っています。

 さてさてライブが一段落したのでPVの制作に戻ろうかしらね。