似てる似てないの巻。

 

 エレガントディスクからの1枚目のアルバムが出たとき、レビューや感想によく「レイ・ハラカミに似ている」ということが書かれることがとても多かったです。

 レイ・ハラカミといえば、ずっと同じ機材で曲を作っていて、音を聴けば一発でこの人の音っていうくらいの個性を持ったアーティストであり、打ち込み音楽をやる人間にとって憧れの人であります。

 ですが実は自分は正直言いますと、レイ・ハラカミ氏の音をそこまで聴き込んでいないし、あまり影響もないんですよね。CDも持っていないし。
 影響があると言えばしつこく書きますが初期のケン・イシイの影響が大きいです。ほぼ『東洋のテクノゴット』という宗教を狂信的に信じていた感じですから。

 自分の音を客観的に聴けないからかもしれませんが、なんでここまで似ていると言われるのか未だにわかりません。

 レイ・ハラカミ氏の音は音楽知識に裏付けされた打ち込みで複雑で展開も多く、逆に自分は音楽知識も無く、手当たり次第弾いたフレーズのループを重ねて行く感じです。

 レイ・ハラカミ氏の打ち込みと自分の打ち込みを車に例えるとF1とミニ四駆くらいレベルが違うと思います。 エラいレベルの差がありますな。

 まあレーベルの一枚目のアルバムの解説にレイ・ハラカミ氏の名前が出ているってのも大きいとおもうのですがね。

http://www.elegantdisc.com/ELECD-19hirotec

 ただ今日たまたまレイ・ハラカミの『red curb』(このCDは自分のではなく妻が結婚する前に買ったもの。)をCDラジカセで流していたら、二歳の娘が「パパのCD?」って聞いてきたんですよね。

 「違うよ、コレはレイ・ハラカミって人のCDだよ。」と言ったのですが、娘は首を傾げて難しい顔をしていました。

 まあ次回作は前作よりもカラフルでバリエーションもあるのでまた違ってくるとは思いますがね。(とココで自分のCDの宣伝にカットイン!!)

hirotec 『音のはやさ』7月16日 発売!!
http://www.elegantdisc.com/ELECD-28hirotec.html