映画三昧の巻。

11月に入ってから映画館やレンタル、テレビですでに4本も映画を見ている。今までのペースからすると凄いペースである。

最初は近所のシネコンでやっている「午前十時の映画祭」という名画のリバイバル上映で『がんばれベアーズ』を見て、レンタルで『冷たい熱帯魚』を見て、その夜にテレビでやっていた『悪人』を見て、二日後の平日休みにまたまた「午前十時の映画祭」で『ヤング・ゼネレーション』を見ました。

『がんばれベアーズ』
http://youtu.be/S20dnOWzMnA

冷たい熱帯魚
http://youtu.be/xSskAosTD1w

『悪人』
http://youtu.be/lw-o2Pcivpk

『ヤング・ゼネレーション』
http://youtu.be/J1jzs6dk4bs

この四作品の中ではダントツで『ヤング・ゼネレーション』が素晴らしかったです。
仕事もせず、大学にも行かず、さらに石切り場がある地元で育ったため、大学生からは「カッターズ」とバカにされ、でも自転車にのめり込んで、本場のイタリアに憧れている主人公と、挫折感を引きずるその仲間たち。

あるレースでヒドい仕打ちに合い、イタリアの留学生と嘘をついていたために女に振られ、ボロボロの主人公。でも最後に大学から招待されたレースに「カッターズ」というチーム名で参加する主人公たち!!

最初はニートのダラダラした若者たちとして描かれるのですが、地元特有の憂鬱さや、自身のコンプレックス、が丁寧に描かれ、段々と主人公たちに感情移入できる流れはホントに凄いと思います。

あと今の映画やテレビを見慣れていると、説明的なセリフが省かれている所に驚きます。主人公が大会に出場するか悩むシーンで、母親
があるもの見せるシーン。
多分今の日本映画だったら、クドクドと説明的なセリフでテーマをグダグダ話してしまうと思いますが、凄いシンプルなセリフで、見ているコチラがふと考えて、「あ、そういうことか!!」とわかる瞬間、感動が倍増されるんですよね。

なかなかレンタル屋になく、いろんな人が絶賛していた映画なので、見れて良かったです。

あとビックリしたのが、「がんばれベアーズ」に出ていた印象的な不良少年が大きくなって「ヤングゼネレーション」で主人公の仲間で出ていました。で、この人後にどんな作品に出ているのだろう?と調べたら、ビックリ!!あの美少年がハゲ&ヒゲオヤジになっていましたw

みなさん「ジャッキー・アール・ヘイリー」と画像検索してみて下さい。その変わり様にビックリします。

あと『冷たい熱帯魚』で強烈な殺人者を演じた俳優でんでんが、その後に見た『悪人』の最後のシーンで深津絵里を乗せたタクシー運転手として登場し、あまりにも『冷たい熱帯魚』が強烈だったために、「うあ~深津絵里、この後あんな事やこんな事されて、最終的にボデーを透明にされちゃうよ。」と思ってしまいました。

やはり連続して映画を見ると、同じ俳優が出てきた場合、凄い違和感があります。