9.11後の巻。

一昨日、NHKでやっていた「“テロリスト”と呼ばれて」を見た。

最近は落ち込むような重いドキュメンタリーは精神衛生上なるべく見ないようにしていたのですが、だいぶ前に町山智浩氏のラジオコラムで話されていて興味のあった「グアンタナモ収容所」のドキュメントだったため見てしまった。

で、このグアンタナモ収容所とはなんなのか?

それはアフガニスタンイラクでテロリストだと疑いのある人を拘束し、ほとんど事情聴衆しないまま、アメリカのグアンタナモまで連れてきて収容し、尋問する施設。

なのですが、その中には本当はテロリストでなくて、一般市民だったり、援助に来たNPOの人だりした人がいて、長くて七年も収容されていたとのことです。

しかも母国に帰っても収容所に入っていたということでテロリスト扱いされたり、テロリストと言うことで母国(だいたい少数民族独立運動している所)に帰ったら即死刑になってしまうために母国に帰れない人もいるとのこと。

ドキュメントの中では母国に帰れず、もう十年も妻や子供たちに会えない人や、居場所がなくて、結局テロリストとなって自爆テロを起こしてしまった人も。

これがあのアメリカがやっていたことだから驚きます。

もし今自分にこんなことが起きてしまったらと思うとぞっとします。
酷い尋問を受け、釈放されても自分の家族にも、妻にも会えないだなんて!!!!


それにしてもブッシュ政権って酷いことだらけだよな~国内国外を巻き込んで世界がボロボロです。

そういえば我が日本も「テロとの戦い」に勇ましく参戦していたよな。
当時の首相はどうおもうのかしら?