00年代の総括になっていない総括の巻。

今年から2010年となり、あっちこっちで00年代とはなんだったのかが語られています。
改めて自分も総括したいな~と思うのですが、自分は年代を客観的に捉える事が出来ないので、ほぼ私的な総括になってしまいます。

でもあれですね、00年代って前半と後半で随分と印象が変わりますね。

自分にとって前半は、就職氷河期に大学卒業後の一年はニートになってしまい、ボロボロで、その後に今の職につく事で、当たり前の日常を取り戻していく過程のように感じられました。

その時に見た『小林サッカー』や『マインドゲーム』そしてジャッキーの『NEWポリスストーリー』はまさにそういった事がテーマで自分の支えになった映画でした。

そして音楽ではデトロイトからLos HermanosのファーストアルバムMicroworld のアルバムが出て、少しテクノに違和感を持ち始めていた自分をテクノに引き戻してくれました。この二枚は本当に大きく、勇気づけられました。


ただ00年代の後半、自分をガッツリとテクノに引き戻してくれる作品に出会わなくなってしまいました。Los Hermanosのセカンドは自分にとてはイマイチで・・・でそれと平行するようにNUJABESを知り、ボタニカを聴き、shing02を聴いてスチャダラパーを聴き、いつのまにやら昔は全く聴けなかった日本語ラップを聴く様になっていました。

なんとなくテクノよりも(日本語)ヒップホップの方が自分を代弁してくれているジャンルになったように思います。
それと同時に自分の作る音もフロア向けでは無くなり、今のスタイルに変化していきました。

00年代の後半、情報のスピードはどんどん早くなって、流行り廃りもあるのやらないのやらドンドン細分化されちゃってもうなにがなんだかわからない状態です。

あと単純にオッサンになったw
今流行っている(らいい)エレクトロシーンなんて全然ピンときませんし。

結局00年代の後半はMC-307と格闘しつつ、自分のスタイルを築いていく時期であったのかな。

結局00年代の自分の総括は、「好きなモノがなければ、自分で作ればいいじゃん」だったのかも。

全くまとめになっていませんがw