テクノ初心忘れるべからずの巻。

今日たまたまYouTubeを見ていたら偶然こんな番組を発見。

TECHNO進化し続ける電子音楽 #1 1/3
http://www.youtube.com/watch?v=IBhtyAFcXhM

う~んまさにヒロテックのテクノ原体験真っ最中だった頃の番組で、テクノにヤラレて夢中になっていた時を思い出します。

なぜかこのころってNHKがやけにテクノを取り上げていて、ソリトンsideBとかでケン・イシイやらレインボー2000が取り上げられていました。レインボー2000でのアンダーワールドのライブに完璧にヤラレてしまったのを今でも覚えています。たしかダレン・エマーソンがまだオタクっぽかった頃ですw

でこのBSでの番組は実家では衛星放送が映らなかったので見た事なかったのですが、映像やらアーティストの言動やらを見ていると、ホントに「TECHNO」という音楽ジャンルに無駄に希望&期待があったな~と改めて思います。

でもこの希望やら期待って同時期にインターネットにあったある種の幻想みたいなモノとすごく近くて、2000年を超えて、幻想とは違う方向で現実化し、テクノも随分と細分化されてしまったように思います。

まあその辺の事は前にも書いたのでヒマな人はコチラ
をお読みください。


で、ふと思ったのですが、自分ってこの真っ最中の頃はまだ高校生で、クラブに行った事はもちろん無いし、さらにヨーロッパの現状なんてホントに雑誌やらテレビでしか見た事がなく、そういったテクノシーンの現場に全く行った事がなく、現場に憧れながら家のラジカセ&ヘッドフォンで爆音でCDを聴いている状況だった。

で大学生になっても「クラブ」は行くのが怖くてなかなか行けなかったし、テクノ友達が出来るのもだいぶ後になってのお話。

その後ワイヤーとかに行くようになったけど、ソレは年一回だし、そもそも夜通しで遊ぶのに慣れないまま、シーンとの距離感が出来て、自分なりのテクノを模索して今にいたる感じ。

結局自分はこの番組やら雑誌やらで見た「テクノシーン」の常に外側にいたように思います。

でも昔は外野(というより観客席)の自分にもなんだか参加しているような気分にさせてくれる様なパワーが「テクノ」という言葉にはあったな~と。

そのくらいのパワーを自分の音から出したいなと、この番組を見て思いました。

今のhirotecの音は「いまここ」を表現しているけど、その一歩先に行きたい。

なんせテクノは未来を表現する音楽なんだから。