コール&レスポンスの巻。

作られた作品が、思いもかけない所に行き着いている事が、最近ありました。

『はじめまして!』というタイトルのパソコンのメールが来ていて、なんと開いてみたら沖縄に住んでいる芳人さんという方から。

芳人さん、去年自分がブログで知り合った37kwさんから、いろいろな曲を入れたCDをもらい、その中にヒロテックの『眠れるカラス』が入っていたそうで、芳人がそれを気に入り、アルバム『ひるの星座』をまるごとCD-Rに焼いてもらったそうです。

(37kwさんのブログは↓)
http://blog5.fc2.com/ombreetlumiere/

そういえば37kwさんから友達にあげても良いかのメールが一年前にあって了承したのを思い出しました。

でもって芳人さんが最近になって自分にメールで感想をくれたワケです。

まさか自分の曲が、人の手によって沖縄まで届いてたとは驚きで、しかも曲の感想に
「歌詞のついてない曲を聞いて良いと思ったのはヒロテックさんの曲が初めて」
とまで書いていただき嬉しいかぎりです。ありがとうです。


それともう一つ。
『ひるの星座』をラジオに送った事で知り合えた安東三さんが、自身のブログで「僕の身の周りについて」というタイトルの中で、myspaceにて公開中の新曲『風がふけば』を「ホントいい!!」と書いてくれ、曲を批評的に分析してくれています。

しかも曲にインスパイヤされて詩まで書いてくれました。ありがとうです。

(安東三さんのブログ↓)
http://d.hatena.ne.jp/andoh3/

「以前よりも大分「外」に対して意識的になった感じがする(ブログより抜粋)」

おお、なかなか鋭い分析ですなw

前作は宮沢賢治の影響が強かったのですが、今回のコンセプトは「conversation(会話)」であり、人や世界との繋がりを肯定するような表現がしたいと思って制作しています。

でもって前作から変わったワケは、やはり「ひるの星座」がいろいろな人の手にわたった事。それをきっかけにいろいろな人と知り合えた事。そのなかでいまの彼女に会った事。機材が壊れて修理したらメモリーがクラッシュして作ってきた曲や音色が消えた事などなどが関係していると思います。


こうして自分がコール(表現)したモノがレスポンスとして返ってくる事はとても嬉しい事です。こういう自分のまわりの地に足がついた表現を続けてきたかいがありますし、それを大切にしていきたいです。