鳥獣戯画の巻。

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今日六本木(業界用語的にはギロッポン)にあるサントリー美術館にてやっている

鳥獣戯画がやってきた!」

という展覧会を見てきました。

鳥獣戯画といえば、カエルとウサギが相撲したりと動物たちが擬人化されて描かれた平安時代の絵巻物なのですが、自分はこれが昔から大好きで、念願かなってその実物を見てきました。

ヤバい!!!!!凄い!!!!マジで凄いモノを見てしまいました。

もう完璧なんですよね。どこにも付け入る余地もなく、いきいきとした線でほぼ一発で描かれており、じっと見ていても飽きません。

しかも実物を見て初めて気がついたのですが、動物たちの背景に描かれている何気ない植物がすごく丁寧に、そしてしなやかに描かれているんですよね。

正直「絵」を超えてしまっているようにも感じます。そのものの世界が紙の上にあるような感覚になってしまいました。


あと展覧会に行って初めて知ったのですが、鳥獣戯画って全四巻、「甲・乙・丙・丁」からなるのですが、ブッチギリで「甲」(カエルとかウサギが出てくる一番有名なヤツ)が凄いんですよね。作者は不明なんですが、四巻とも作者が違うようです。

子供が見ても面白く、わかりやすく、ホントに凄いな~と思います。