あちら側からこちら側を描く。

昨日「間宮兄弟」という映画を見まして。正直なにかすごくイライラしてしまいました。

ストーリーとしては、モテないマニアな間宮兄弟の生活と恋(失恋)を淡々と描いた映画。作り手としてはほんわかとした雰囲気で、クスクス笑ってちょっぴり感動を狙ったんでしょうけど、なんだろうこの違和感・・・・

と今日通勤中のバスの中でモヤモヤ考えました。

たぶんこれは、あちら側の人(恋人がいてよろしくやっている人)がこちら側(マニアな人でコミュニケ-ションが苦手な人)をある意味馬鹿にした様な感じで、しかもそんな生き方も良いよね~と上から言っているような感じがしました。多分作ったひとたちはそんな事を思って作ってはいないと思うのですが、やはり立ち位置が違うからわからないんだろうな~と。

でそう思ったのは自分はあからさまに『こちら側』人間なんだよね。だから頭に来るのだろうと思います。しかも『こちら側』で散々辛酸をなめてきた経験があるからなのだと思います。


いつも多数派が異形のひとたちを、もの珍しさで、馬鹿にするために取り上げ、多数派に優越感を与える。少し前のオタクブームやメイドブームなんかも、このイヤ~な構図があったように感じます。


な~んかね・・・・