今テクノ、そして音楽と向き合う。

最近大好きだったテクノがつまらない。そう思う事が多い。昔ほどテクノを聴かなくなったし、「おお!!これヤバい!!」と思う曲も少ない。というよりほぼ皆無。なぜなのでしょう?

大まかに二つの理由があると思います。1.本当に良い曲が無い。 2.自分自身が年をとり、新しいモノを吸収出来なくなった。

1について、やはりテクノは九十年代に大きく成長したジャンルであり、2000年代に入って成熟して煮詰まったように感じます。新しい何かが出る訳でもなく、ただのダンスミュージックになってしまった。DJが使いやすく踊れればOK。みたいな。もちろんダンスする事は大事な事なんだけど、それ以上のモノがない。感情移入できない。心が動かない。

2について、やはりDJをやっていた時、テクノならなんでも吸収しようと躍起になっていた所はある。ある程度年齢を重ね、良い音楽がわかるようになった。あと仕事を始めると、日常が大事になり、オールナイトで踊りまくるなんて出来なくなるし、そういったモノに距離感が出てしまった。ただダンスするのでは満足出来なくなった。

まあ色々考えたんですけど、まだほかにもあるかもしれません。

ただここでテクノ界の宇宙人ことジェフミルズが「ONE MAN SPACESHIP」というアルバムを発表。そのインタビューで今のテクノシーンにジェフも距離感を感じているとのこと。そのインタビューはとても興味深い。
(下のURLをチェック)
http://www.cisco-records.co.jp/docs/topics/techno/jeff_oneman.php

自分の答えとしては、S@KATA氏のコメントにもあった様に、自分自身で作るしかないとも思っています。